さっこ

必殺仕掛人のさっこのレビュー・感想・評価

必殺仕掛人(1973年製作の映画)
4.0
みなさんは必殺シリーズって知ってるでしょうか?
1972年から始まったTV時代劇のシリーズです。
お金をもらって悪人を殺す人殺しの時代劇です。
自分は昔から大好きでした。



↓全必殺シリーズ一覧↓🤔



○必殺仕掛人(′72)緒形拳、林与一
●必殺仕置人(′73)山崎努、藤田まこと
○助け人走る(′73)田村高廣、中谷一郎
●暗闇仕留人(′74)石坂浩二、藤田まこと
○必殺必中仕事屋稼業(′75)緒形拳、林隆三
●必殺仕置屋稼業(′75)藤田まこと、沖雅也
●必殺仕業人(′76)藤田まこと、中村敦夫
○必殺からくり人(′76)山田五十鈴、緒形拳、森田健作
○必殺からくり人・血風編(′76)山崎努
●新必殺仕置人(′77)山崎努、藤田まこと
○新必殺からくり人・東海道五十三次殺し旅(′77)山田五十鈴
●必殺商売人(′78)藤田まこと、梅宮辰夫
○必殺からくり人・富嶽百景殺し旅(′78)山田五十鈴、沖雅也
○翔べ!うらごろし(′78)中村敦夫、和田アキ子、市原悦子


────────────────────


●必殺仕事人(′79)藤田まこと、三田村邦彦
○必殺仕舞人(′81)京マチ子、高橋悦史
●新必殺仕事人(′81)藤田まこと、中条きよし
○新必殺仕舞人(′82)京マチ子、高橋悦史
●必殺仕事人Ⅲ(′82)藤田まこと
○必殺渡し人(′83)中村雅俊、渡辺篤史
●必殺仕事人Ⅳ(′83)藤田まこと
○必殺仕切人(′84)中条きよし
●必殺仕事人Ⅴ(′85)藤田まこと、村上弘明、京本政樹
○必殺橋掛人(′85)津川雅彦
●必殺仕事人Ⅴ激闘編(′85)藤田まこと、柴俊夫
○必殺まっしぐら!(′86)三田村邦彦
●必殺仕事人Ⅴ旋風編(′86)藤田まこと、出門英
●必殺仕事人Ⅴ風雲龍虎編(′87)藤田まこと、三浦友和
○必殺剣劇人(′87)近藤正臣
●必殺仕事人・激突(′91)藤田まこと


こ〜〜んなにあるんですよ🙋🏻‍♂️
全部で30作もある。
(今でもジャニーズが主要キャストでやってるけど、酷いので無いものとする)


●が藤田まこと演じる中村主水シリーズ。
○がその他のシリーズ。





シリーズ1作目「必殺仕掛人」。
主人公は針医者の藤枝梅安。裏の顔は仕掛人。
これがTV時代劇としてヒット。
そのため映画化したのが本作なわけです🎬
TV版とは配役が違うんだけど、その辺の話は省略。



③(結末まで語ってます)

本作の脚本は安倍徹郎。
この人はTV版でも数話脚本を担当している。
宿命とか業といったことを描く脚本家です。



本作は「おんなごろし」という原作一作目を脚色。

TV版「おんなごろし」は↓こんな話。
藤枝梅安が仕掛の依頼を受ける。
そのターゲットは女である。
その女を調べるうちに、藤枝梅安の生き別れになった妹であることがわかる。
それでも悪人となった妹に梅安は針を首筋に刺して殺す。




対して映画版は…↓🤔
梅安がターゲットを調べる過程で、女が自分の身の上を語り出す。
その過去は梅安の過去と重なるもの。
しかし、梅安は遠くから覗いてるので、なんと言ってるのか話の内容まではわからない。

つまり女が梅安の妹であることは観客にしか分からない。

ラストシーン、梅安が仲間に語る。
「あの女を殺したときの顔が忘れられない。
あの女はもしかしたら私の妹だったのではないか?…いや、そんなことはないだろう」

そう言って話は終わる。
観客だけは神の目線となってその恐ろしい運命を目撃してしまう。
が、とうの本人は気になりつつも分からないまま終わるという、この後味の悪さ…。


今回も、ずーんと暗くなったところでおしまい🎵
さっこ

さっこ