daiyuuki

ピンポンのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ピンポン(2002年製作の映画)
5.0
卓球をこよなく愛し、勝つことへの絶対的な自信を持ちながら天真爛漫で気分屋のペコ(窪塚洋介)と、常に彼の背後に隠れ、「卓球は死ぬまでの暇潰し」と公言するクールで笑わないスマイル(ARATA)。
幼なじみであり片瀬高校の卓球部員でもあるふたりは、夏のインターハイ地区予選大会に出場する。スマイルは、辻堂学院高校に中国から留学してきたチャイナ(サム・リー)と接戦の末に敗れる。
ペコは、やはり幼なじみで名門・海王学園に進んだアクマ(大倉孝二)に、まさかの敗退。
その時、顧問の小泉(竹中直人)に卓球の天賦の才能を見出されたスマイルは、小泉の指導の下、めきめきとその頭角を現わしていく。
一方、アクマに敗れたこととスマイルの変貌を目の当たりにして腐っていたペコだが、ホームグラウンドである卓球場タムラの主人・オババ(夏木マリ)の特訓を受け、じょじょに自信を取り戻してゆく。
そして二度目の夏、ペコはチャイナに勝ち、強敵ドラゴン(中村獅童)も破り、決勝戦の相手はスマイルだった。
数年後、予選大会で2位だったスマイルは社会人となり、優勝したペコは今や日本代表として世界と戦っていた。
松本太陽の同名漫画を映画化。
高校卓球を舞台に、卓球のナンバー1をめざすペコ(窪塚洋介)と、実力と可能性を秘めながらもペコの背中だけを見続けようとするスマイル(ARATA)など、5人の若者たちの青春像を繊細に、そして卓球シーンはCGを巧みに取り入れながらつづっていく松本太陽の人気コミックを映画化。
「卓球でこの星の1等賞になる」と自由奔放な天才肌のペコを演じる窪塚洋介、ペコに憧れて卓球を始めるスマイルを演じるARATA、敗北して初めて死ぬ気で努力するペコと努力型の天才スマイルたちの対照的な青春、ハイスピードな卓球バトルが組み合わさって、傑作青春映画になっています。
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