原作未読。
クドカンが脚本つとめた作品。
キャラクターがちゃんとキャラクターとしてたっててすごくよかったと思う。
まずペコ。わたしは好きです。こんな感じのちょっと変わった変なやつ。
ペコはほんとに髪型からして個性的で近づきがたい感じだけどちゃんと自分にとって大事なものを分かってる。
それが、彼にとっては卓球で、だからこそ卓球で負けたときは融通のきかないへこみかた？ぐれかた？をするのであってそれも可愛らしいと思う。最後のシーンはほんとにかっこよかった。
スマイルは周りに対して心を開けていない感じの少年。でも人一倍、他人の事情を分かってしまうから、自分よりも相手のことを考えて大事な場面でもわざと手を抜いてしまう。もどかしいなぁって思いながら見てたけど、彼が卓球にこだわり始める心情の変化は好きだった。
ドラゴン、アクマも個性的で面白かった。
やっぱりクドカンはキャラクターの魅せ方がうまいなぁと思った！クドカンっていうネームの偏見もあるのかもしれないけど笑
夏木マリさん！ところどころ湯ばあばがよぎったけどかっこいい！！あんな女性に憧れる。軽い感じで放ったことばでも言葉ひとつひとつに重みがある気がした。あんな風になりたい。
竹中直人！大好きです。この人が出てる映画ぜんぶ見たい笑
個人的にやっぱり好きなのはI CAN FLY!!!のシーン。この言葉、なんかすごく元気になる気がした。
わたしもI CAN FLY!!って言いながらダイブしたい。
それからペコとスマイルの持ち物や服が星と月で統一されてたのもおしゃれだなと思った。
卓球のシーンのリズム感とかスピード感とかすごく臨場感があってよかった。スポーツの場における特有の緊迫した会場の雰囲気とか。なんか懐かしかった。
素敵な映画でした。
