制作されてからずいぶんと年月が経っていても評価が高い作品は片っ端から観てやるぞ、と思えている今ようやく鑑賞しました。
原作はほとんど知りません。
が、こんなにも説明やセリフを削ぎ落として映像で魅せている作品だとは。
ピン球はCGだという事で動作が殺陣のように美しい。
ペコを演じる窪塚洋介さんのまつ毛横顔が美しい。
寡黙なスマイルを演じる井浦新さんの美少年っぷりが美しい。
言い過ぎかもしれませんが、天才・秀才・努力型のキャラ達が卓球で挑む。
そんなストーリーとか人物の関係性とかどうでもいい。
スーパーカーやマリンの劇伴と美しい映像で、なんか楽しめたなぁー。
クレジットで脚本がクドカンだと知る。
こんなにもセリフが少ない作品もあるんだ、なんか意外。
最後に、セリフが少ないだけにより際立って好きだった台詞です。
凡人にしか見えねえ風景ってのがあんだよ。
ダセェから一回しか言わねぇぞ。
血反吐吐くまで走り込め
血便出るまで素振りしろ
今よりちっとは楽になるだろ
