「チェイサー」に投稿された感想・レビュー

踊る猫
踊る猫の感想・レビュー
2017/03/19
3.9
むせ返るような暴力描写の陰惨さは良く伝わって来る。血と汗の匂いがする。これは只者ではない……そう思って前のめりになって観てしまったのだけれど、展開に無理を感じる。幾らなんでもあの場面で気づかないはずがない。「そこを見逃すのかよ」「そこでまだ生きてるのかよ」とツッコミどころも感じないでもなかった。韓国での実話がベースらしいので、そのネタ元の事件を知っている人にはその警察側の無能ぶり(あるいは官僚的な組織の体質がもたらす堅苦しさ)が理解出来るのかもしれないけれど、暴力に頼り過ぎているので如何せん裏社会での主人公とデリヘル嬢との関係が説得力を以って描かれていない印象を受ける。何故彼女に主人公の元刑事が執着するのか? それをもう少し踏み込んで描けば傑作になったのではないかと惜しまれる。いや、その血縁関係を超えた愛情もまた韓国らしいと言われればそれまでなのだけれど……韓国に関するこちらの無知が浮き彫りになった形か。
いーぐる
いーぐるの感想・レビュー
22時間
3.8
最近、日本でも公開された「哭声」の監督であるナ・ホンジン監督の処女作。
実際に韓国で起きた猟奇的な連続殺人事件の話なのですが、とても圧倒されました。まず、本当に処女作なのか。と疑ってしまいました。
美しく感じるカットが多く、退屈なシーンでも飽きずに見ていられることができました。ストーリーもしっかり組まれており、それぞれのキャラクターがしっかり立っていてキャラクターの心境や環境の変化が激しく、見ていて全く退屈することがありませんでした。
しかし、周囲の警察等のモブがかなり無能ということもあり、同時に、事件の異常さ、恐怖、韓国警察の実態を伝えている映画だということを感じました。
はづき
はづきの感想・レビュー
1日
3.8
超バイオレンスでスリリング…胸クソ悪いけど、面白かった。こういう韓国映画見るたびに、ほんと警察使えないって腹がたつ(笑)
ayumi
ayumiの感想・レビュー
1日
4.2
小学生の頃、従姉のミホちゃんが好きだった、憧れだった

目がくりくりっとして色白でスタイルもよくて、親せきの間では当時のアイドルより可愛いと評判だった

ミホちゃんが暮らす祖母の家はあまり広くなかったから、夏祭りや正月に遊びに行ってひとつ部屋で枕を並べて寝た

ドキドキして寝つけなかったのをよく覚えている

で、本作

デリヘル嬢ミジン役のソヨンヒがミホちゃんにそっくりでビックリ…感情移入どころじゃなかった

さすが韓国映画だけあってこっち系作らせるとホントうまい…ツボをビシビシ決めてもろもろのさじ加減が絶妙、映画の出来としては100点満点以上

もうちょっとミホちゃん見たかったけど

子役がめちゃくちゃ可愛くて陰惨な物語のアクセントになっていたし、女刑事の使い方とか唸るしかない感じ

でも、テーマが…結局何言いたいの?と思ったけれど、実話ベースと知って納得

ヨンミン役のハジョンウ、誰だっけなーこのチェホンマン顔…韓国映画そんな見ないんだけど…と思ったら「ノーボーイズノークライ」で妻夫木クンとダブル主演の彼だった…スッキリ

「お嬢さん」にも出てるらしいから見ようかな…チェホンマン

(ソヨンヒ、あんまり気になるんで画像ググったらミホちゃんのほうがぜんぜん可愛かった…残念…)
ほにゃらら
ほにゃららの感想・レビュー
2日
4.0

このレビューはネタバレを含みます

観ている間、これほど画面に向かって叫びたくなる映画は稀でした。
「こんな危ないヤツ警察署から出すな!」
「こんな怪しいヤツに余計なこと教えるな!」
「武器を渡すなよ!」
「携帯に出ろよ!」
「主人公間に合えよ!」
観ている間、こんなに心が揺さぶられたのは、観客が大なり小なり持ち合わせている良心の認識だろうか。

指摘されている警察の無能さだが、主人公が署内で犯人をボコッているとき、警官達が廊下で煙草吸いながら待っているシーンは、警官達もこの犯人を逮捕したいという気持ちの現れ。個の人間のよりも法律というシステムの欠陥が犠牲者を増やしたのだと思う。(警察官の使えない感も勿論随所であったけどね)

文句なしに凄まじい映画。
只、暫くは再視聴する気持ちにはなれない。
脂身だけのトンカツを腹一杯食べたような胸焼けを起こした。
みら
みらの感想・レビュー
2日
2.0
ドンドコドンドコ
Rosso
Rossoの感想・レビュー
2日
3.9
名画、コクソンの監督であるナ・ホンジンのデビュー作とのことだがいやあすげえわ。
雨、路地裏、無能な警察、犬、キリスト、うーんこれがナ・ホンジンの代名詞なんですかねえ。とにかく纏う空気がじめじめなんです。

韓国の警察っつうのは気性の荒い単細胞が多いんでしょうか、観る韓国映画の殆どで警察を皮肉ってる気がします、もうガバガバですもん。

コクソンとは違って、お嬢さんにも出演していたハ・ジョンウ演じるヨンミンが黒だってのは明らかなんだが、それでいて2時間飽きさせないのはさすがだ、飽きないけどイライラは募りますよ。もう分岐ルートの選択ミスの連続なんですもん、、、ミジン、お前もやで、、、。

でもこれ韓国とキリスト教の関係性について学があるともっと面白いのかなあ、サイコパスによる救われない映画 って片付けてはならないメッセージが込められているように感じますね。

最後にミジンの娘、匿って寵愛したいです。
コウ
コウの感想・レビュー
3日
4.8
可笑しくて、残忍で、速くて、泣けて、そしてカッコいい。

ナ・ホンジン監督の才能は凄まじく、主演二人もこれ一本で今後信頼の置ける存在感ある俳優に。 

私にとっては「殺人の追憶」と双璧をなす名作だ。
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