Yarrtt

パリの恋人のYarrttのレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
4.0
始まった瞬間から引き込まれた。

序幕のおしゃれ具合が秀逸。
というか、奥行きと動きのあるカメラワーク、音楽にのせたリズム、化粧や服、インテリアの色使いが素晴らしい。
今の映像に見劣りしない、ミュージカルなりの映像美がふんだんに発揮されてた。

プロットと後半の屋外のパリのシーンは並。
パリの見所を網羅するシーンは、建築美をもっと活かせていれば、完璧だったと思う。
チャペルのシーンの取って付けたような白鳥(きっと動物園から連れてきたのだろう)が時代の味を出していて面白かった。

しかしそうは言っても、個人的には始終興奮していた。
色とりどりのファッションを身に纏ったヘップバーンがよくあるミュージカル的なダンスから、カフェでの前衛的なダンスを披露するなど、素晴らしきオードリー三昧。

フィルムカメラが趣味な私としては複数のカラーフィルターを使ったポスタージュのスチルの連続だったり、二眼レフを持ったディックが最高だった。