まつこ

パリの恋人のまつこのレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
3.4
パリとファッションを掛け合わせた幸福度の高いミュージカルラブコメ。

還暦近いからか派手な踊りは少なめだけど優雅さを増したアステア師匠の歌声とガーシュウィンのハーモニーが心地よい。

ちょっとガチャガチャした騒がしさがオードリーのファニーフェイスいじりによく似合っていると思う。

「Think Pink!」の始まりからワクワク。いつでもピンクは女の心を刺激する!

「Bonjour, Paris」の三分割される横並びシーンが好き。やっぱりみんなエッフェル塔に行きたいのね。

個人的には「Let's Kiss and Make Up」の闘牛士スタイルのアステア師匠がお気に入り。「ハッ」と力なく声を出すとことかめっちゃ好き。

二階に上がりたがる「Clap Yo' Hands」ではギターを蹴って音を出す足技がちょこっと見えたのが嬉しかった。

オードリーの酔っ払い解放ダンスも好き。私がアレを実際やってしまったら暫くハングオーバー的に「もうしません!」と頭を抱えてしまいそうだけど。

原色に幸せな音色、ジバンシイのミディ寸ドレスにアステア師匠とオードリーが居れば、女の子はみんなワクワクしちゃうんじゃないかな。

アステア師匠と踊るというオードリーの夢が叶った素敵な作品。
まつこ

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