たけちゃん

パリの恋人のたけちゃんのレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
4.0
哲学者だって、キスは好きさ!


スタンリー・ドーネン監督 1957年製作
主演オードリー・ヘップバーン、フレッド・アステア


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日1月20日は、オードリー・ヘップバーンの命日なんですよね~。

オードリー作品は大好きなものが多いのですが、一番好きな「ローマの休日」はレビュー済みです。そこで、今回はフレッド・アステアと共演したミュージカルを。なので、同時に「歌って踊ってハッピーミュージカル」第2弾となります\(^o^)/



以前も書いた気がしますが、僕の小学生時代のアイドルがジュリー・アンドリュースとオードリー・ヘップバーンでした。ちなみに日本人では、坂口良子と十朱幸代(小学生にしては渋すぎですねwww)。
1929年生まれのオードリーは、この時、28歳。でも、そんな歳を感じさせない可愛らしさ( ᵕᴗᵕ )



オードリーのミュージカルは珍しいですよね。
でも、5歳でバレエを習い始めたオードリーにとって、踊るシーンのあるこの作品は、やっとかなった夢でもあるのかな。舞台出演はあるんですけどね。スレンダーな彼女のダンスシーンはとても優雅で、素敵でした٩(ˊᗜˋ*)و”
特に、酒場のシーンのダンスは良かったなぁ……ちょっとクラシック混じりのダンスね。


また、後に「マイ・フェア・レディ」で歌のシーンをほとんど吹き替えられたオードリーが、実は「歌える」ことをアピールする作品になっていて、僕にとってはそこも見どころです( ˘ ˘ )ウンウン


カラーの映画であることを有効に生かした作品ですよね。「ローマの休日」や「麗しのサブリナ」のモノクロ映画でのオードリーも美しかったですが、今作はカラー作品であることをこれでもかとアピールします。最初の地味子のオードリーがファッションモデルとして成功していく様は、ベタな展開ですが、観ていて楽しかった😊
見違えるような姿で出てきた時は、アン王女!って思いました(笑)。他にもディズニープリンセスなど、たくさんのコスプレを披露していて(笑)、ファンにはたまらない作品です( ˘ ˘ )ウンウン


いやぁ、やっぱり可愛いなぁ😆
オードリーの喋り方が好きなんですよ😁
ちょっと甲高い声がいいですよね😊



監督はスタンリー・ドーネン。
「雨に唄えば」や「踊る大紐育」を撮ったミュージカルの名匠です。後にオードリーと「シャレード」でも組んでいます。今作も、軽やかで、華やかで、おしゃれな作品になってますよね。



フレッド・アステアは、この時60に手が届きそうな歳ですから、ちょっと歳を取りすぎですが、歌い始めると声が甘く、若々しくてやっぱり素敵でした。でもなぁ……父娘以上の年の差のオードリーとのキスシーンは、ちょっとフンッ(。-`へ´-。)って感じでした。

でも、ダンスシーンはさすがです。
特に、あの闘牛士にも扮するソロダンスシーンはすごい。傘を使ったスティックダンスも惹き込まれました!やっぱりフレッド・アステアは素晴らしいです。


雑誌「クォリティ」の編集長マギーを演ずるのはケイ・トンプソン。この方、ハリウッドでボイストレーナーなどを務めた裏方の人だそうで、映画はほとんど出演作がありませんが、貫禄のある歌とダンスでしたね。特に、パリに着いてのダンスシーンやアステアと夫婦に化けてのダンスシーンは素晴らしかったです\(^o^)/







映画としては、本格的なミュージカル作品なので、苦手な人は苦手だと思います。また、オードリーを美しく撮るための作品でもあるので、オードリーフォン以外はそれほどオススメしません。でも、逆に、オードリーファンはマストです!


踊るオードリーを観てみたい方、オードリーを偲んで、ちょっと手に取ってみませんか(。・ω・。)ゞビシッ!!