面白かった。
森とか雨の暗い画面の後に怪しく光る老人を出すとか、ふすまの闇から人が出てくるとか、白と黒のグラデーションの美しさを堪能した。リマスターのおかげなのかな。
テーマは疑心暗鬼になる人かな。
黒澤映画といえば、派手な合戦のイメージがあるから、心理面の描写が多い今作はちょっと異色の感も。それでも面白くなるのだから凄いな。
家来が報告するシーンは全く聞き取れずで焦ったけど、大きな支障なかった。ストーリーはそんなに複雑じゃない。それなのに面白い。
あの大量の矢に狙われるシーンはどうやって撮影したのか不思議だったけど、まさか本物の矢を打っていたのかな。頭がおかしすぎないか。
午前十時の映画祭にて