しゃもじお兄さん

グラン・プリのしゃもじお兄さんのレビュー・感想・評価

グラン・プリ(1966年製作の映画)
4.0
フォードvsフェラーリの影響で鑑賞!そしてひっさびさのフランケンハイマー作品!

1966年の映画ながら、今日の眼から観ても映像的に超絶カッコいいカーレース映画(F1)。レースシーンの編集とカメラワークが完璧。レース直前のパーツの接写シーンもめちゃくちゃかっちょいい。スプリットスクリーンは普段は好かんが、本作のは結構許せた!この爆音を劇場で体感したらヤバいだろうなぁ!!

イヴモンタン以外のキャストは全員初めて見る人だった。

イントロが4分強の静止画(音楽付き)なのは驚いたわww

昔のF1カーが今とかなり違って驚いた。

レース以外のシーンでは主に、常に死と隣り合わせのレーサーとその恋人たちのストーリーが重点的に描かれている。180分という長尺の上映時間の中で、この大人の恋愛パートもたっぷりと盛り込まれているので、本作はスピーディなレースを描いているが、スピーディな映画ではありません。むしろゆったりと重厚。

最後のレースの撮影が特に半端ねぇ… レース映画のトップはレースシーン的にもレーサーの心理ドラマ的にも本作かも。近いうちに栄光のルマンも観ます。