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生きるべきか死ぬべきかのmajiziのレビュー・感想・評価

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)
4.0
コメディなプロパガンダ作品。

監督のルビッチがユダヤ人なのでこうなるのは仕方ないのかもしれない。

ドタバタ具合と現実離れしたストーリー展開が楽しい。

ナチスを描くには実際的な陰湿で露悪的な表現そのままだと辛気臭いし、何より心が打ちのめされるのでこれぐらいカラッとしてれば世界がどれだけ残酷だったのかを笑える。もちろん笑えないけど!

シャイロック(ヴェニスの商人)のセリフをそのまま使える20世紀はどう見ても狂っているし、シェイクスピアはやっぱり凄い。
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