郁

生きるべきか死ぬべきかの郁のレビュー・感想・評価

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)
4.0
 1939年、ヒトラーの野心に怯えるポーランドの首都ワルシャワ。劇団のスターであるヨーゼフの妻で相手役でもあるマリアと若い軍人との情事が進行中だった。やがて劇団は、ドイツ軍に占領された街でナチ相手の大芝居を打つ。
 1942年アメリカ映画。本作はアメリカの第二次世界大戦への参戦前に製作が開始され、公開は参戦後になった。
 2022年170本目。ナチスとシェイクスピアが上手く交わった、脚本が作り込まれてると感じる作品。戦時中かつナチスが勢いづいているこの時代で、チャップリンの独裁者同様にナチスを馬鹿にしまくってるのはすごい。繰り返される"To be or not to be"が、印象が強いのとゴロが良いのとで、頭から離れない。
郁