ニクガタナ

ターミナルのニクガタナのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
3.7
ニューヨークへ行きたいかぁ!
ずっと観ようと想い続けてたスピルバーグのヒューマンコメディを、春のトム・ハンクス祭で初鑑賞。法の隙間にはまってアメリカの空港を出るも戻るも叶わない主人公の真っ直ぐな生き方に魅かれてポンコツな仲間が集まってくる感じは寓話的ファンタジーの王道展開。大好きな「アンヴィル」「ヒッチ・コック」の監督サーシャ・ガヴァシが携わっている脚本が空港業務のお仕事ムービー的面白さもありよくできてる。設定、展開共に甘すぎず大変楽しめた。トム・ハンクスが米国人にしか見えないので、英語が通じない東欧系の外国人って言われてもなぁと思ったりもしたけれど、見事な困り顔芸を見せてくれて満足。何より今回の気づきとしてはCA役で出演してる、LUXのCMキャラのイメージしかなかったキャサリン・ゼタ・ジョーンズが可愛いこと。入国係役ゾーイ・サルダナも魅力的。出世のための保身しか頭に無い、空港国境警備局主任を演じたスタンリー・トゥッチのいやらしくいけ好かない感じが上手い。ジョン・ウィリアムズの軽妙な劇伴も間違いない。ストーリーの鍵となるサインをアニメーションさせる、メインスタッフ、キャストのサイン活かしのエンディングロールもいかしてる。
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