天豆てんまめ

ターミナルの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
3.5
今朝早朝、無事、成田空港で次男(小5)の旅立ちを見送った。
ロンドンに次男が行く前日にテロが起こるとは心配に輪をかけたけど、
向こうでは妻の姉夫婦もいるし、妻の父も付き添っているので思い切り楽しんで欲しいな。で、空港にいるだけでテンションが50%増しになる妻と成田空港をウロウロして、飛行機がビューンと旅立つまで見送って、帰りの駐車場が南側地下2階の「かば」コーナーだったのだけど、反対の北駐車場に出てしまって、あれ?と思って清掃員のおばあちゃんに聴いたら「かばはね~、あったかい方だね笑」とにこにこ教えてくれた。空港には多くの人が働いていて親切な方がいるなぁ、としみじみしていたら、この映画を思い出した。

舞台は成田でなくJFK空港の国際線乗り継ぎロビーだけど、トム・ハンクスが空港に辿り着いた時、その国の政府が倒れたことにより、無国籍人物として空港に住み込むという話。その空港に暮らすという摩訶不思議な疑似体験をできたり、警備(スタンリー・トゥイッチがいい味出す)との対立や、一方清掃など空港で働く人たちとの交流も奇妙なあったかさもあり、ささやかな恋模様があるキャサリン・ゼタ・ジョーンズもこの作品では自然体でいい。開かれたようで閉ざされた空港の様々な表情を楽しむことができる。

なので、空港にいるだけで、何だかワクワクするという方にお薦めかな。