「そっ…そっ…そりゃ納得いかんのぅ…!」
これが聞きたくて見ました 笑
スピルバーグはやっぱり安定感ありますね~。
ちゃんと始めてちゃんと終わるよねいつも。ちょっとへそが曲がった作風がお好みの方には物足りないかもしれないが。
なんかちょいちょい「え?なんで?笑」って思う行動を取るキャラがいるんだ。
突然空港の工事中の壁をDIYしだしたりさ、もう理由ないのに絶対アメリカの土は踏ませないマンが登場したりさ。
でもずっとコメディタッチだったからスルーできたけど、ちょっとだけ違和感ありました。
ヴィクター・ナボルスキーが喋ってる言語はデタラメ語なんですってね!
そこがすごい賢いと思いました。そのシチュエーションで自分の言葉を理解する人が自分しかいない絶望感。彼のセリフ(デタラメ語の)には字幕も出ないし、デタラメだから観賞者の誰にも何を言っているのかわからない。
ナボルスキーが英語をなんとか覚えるまでは本当に空港内の誰ともまともに会話ができないんですよ。その臨場感が半端ない。
覚えた後も文法が微妙な英語をずっと喋ってて、訛ってるし、トム・ハンクスすげぇな…ってなりました。脚本もすごいよね。
ネイティブな人がネイティブじゃないふりするのって難しいよね?ほんとにクラコウジア人に見えてくるんだよな~。
二回ほど、たぶん驚いたときや何だ?って思った時の感嘆詞であろう「オ パ?」みたいな音を出すトム・ハンクス可愛かったです。
トイレそこにあるんかい 笑
いやほんとこれ、ナボルスキーがこういうちょっと間抜けなんだけど正直者で心優しい人物だったから乗り越えられたんだと思うのよね。現実の世界もこうであるべきだ。正直者は馬鹿をみてはいけない!
ヴィクター・"ゴート"・ナボルスキーじゃなくてヴィクター・"バキューム"・ナボルスキーの方がいいよ。空港中の人の心吸い寄せましたからね彼は。
そことそこで話すんならもう直接話せよっていうね。
えぇ、見ればわかりますよこのツッコミ。
「One man, two womans, so....clouded you know?」
ヴィクターのセリフでこれが一番好きかも。浮気はダメ!って言いたいんだけど、「混んでる」って言い方してるのがなんか面白い。
たしかにね~少々混み合ってますね~笑
複数形は間違ってるのにユーノウ?とかちょっとネイティブっぽい言い回し使ってるところも絶妙よね。どこで覚えたんだそれヴィクター!ってことたまに言ってるのね。
めちゃくちゃがに股でミッキーマウスかチャップリンみたいな足元もなんだかコミカルで可愛い。
ヴィクター・ナボルスキーは憎めません。
例え空港内をガウンで歩こうとも!
とにかくヴィクターがちゃんと目的を果たして故郷に帰れそうでよかったよ。
ゾーイがトレッキーなキャラクターとして出演。その後本当にスタートレック出たもんね。こういうのをご縁って言うんですな。