Shun

ターミナルのShunのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
3.8
スピルバーグ監督とトム・ハンクス
もう言わずと知れた安心感のある監督と俳優ですね!

期待通り安定感のある心の温まるヒューマンドラマでした!

母国の消滅でアメリカに入国出来ず、母国に帰れなくなったビクターは空港に留まらなければならなくなる
空港で過ごすビクターの一生懸命な日々を描いた作品です


・空港から出れないワンシチュエーション
さすがはスピルバーグ監督、空港から出られないワンシチュエーションを飽きることなく楽しませてくれます
いろんな人と出会って、いろいろ試して生きる姿は面白いです

最初、人が多くいるターミナルでビクターが孤独に感じる演出はすごいなと思いました
言葉の通じない異国の地で一人ぼっちって怖いです
最後にかけて、空港全体がビクターの仲間になってる感じはすごいよかったです


・応援したくなる俳優、トム・ハンクス
ビクターはとても応援したくなる人物であります
人柄がよく、懸命に物事に取り組もうとする姿は素敵でした
やはり、トム・ハンクスがハマり役でして、観てるこっちは応援してしまいます
決してつらそうな演技をしてるわけではないのに応援したくなるのがすごいです

恋愛要素もありまして、イマイチ共感はしづらかったですが、トム・ハンクスの真摯な態度はよかったです

ビクターが空港で待ち続ける理由もとても感動しました


個人的には同監督同主演の、「プライベートライアン」が衝撃的で面白かっですが、同じ監督、主演でここまでベクトルがちがう面白い映画が撮れるのにはさすがとしか言えないです
「キャッチミーイフユーキャン」とかもいいですよね


当時の時代背景とかを知っておけばさらに面白かったかもしれません
安定感ある感動作が観たい人にオススメです
Shun

Shun