Aoi

ターミナルのAoiのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
3.8
トム・ハンクス出てる映画だいたい「トムはこんな大変な思いをしてるのに、自分の悩みなんてちっぽけだな〜がんばろ」と前向きになれるので、人生行き詰まってんなって感じるときに見ると間違いないと思ってる節あります。

おそらく小学生ぶりの鑑賞。
カートでお金稼ぐとか旅行本で英語勉強するとこくらいしか覚えてなかったけど、改めて見たらやっぱり面白い。

東欧の国クラコウジアからNYへやって来たビクターは、革命により祖国が消滅、無国籍となって出入国不可となってしまう。滞在できるのはJFK空港のロビーだけ。
昇進のため面倒を起こしたくない空港管理局のディクソンはビクターを空港から追い出して他の管轄で逮捕させようとする。しかし、ビクターはしぶとく空港で待ち続け、次第に空港の従業員は彼の人柄に惹かれていく。空港での人々との出会いが彼の運命を大きく変える。


空港で暮らすハウツー

出国審査を終えた後の空港は、どこの国でもない感じがしていつもフワフワとした不思議な気分になる。

法と法の隙間に挟まってしまうという非現実的な設定だけれど、実際には言葉の通じない国で留まらざるを得ない状況はあり得る。そんなにタフには過ごせないだろうけど、「もしも」は考えないこともない。

まあ、でも結局人は人と助け合えば大概のことは乗り越えられるという結論。

空港の清掃員グプタや機内食を運ぶエンリケとの友情関係がよかった。エンリケどことなく林遣都に似ていたので日本版が実現したらキャストをお願いしたい笑 
(追記:ディエゴ・ルナはローグワンのキャシアンだった)

叶わぬ恋に溺れる美しき客室乗務員のアメリアと、ビクターのほろ苦い恋愛関係も良かった。

エンドロールのサイン風クレジットが斬新だった。人が書く文字って不思議とずっと見ていられる。
音楽も良いな〜って思ったら、かのジョン・ウィリアムズではないか。当たり前だ。
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