アメリカへ渡航する途中で母国がクーデターにより無政府状態となり、パスポートが無効になってしまったせいでアメリカに入国できない、という状況になってしまった男の物語
最初は言葉も禄に通じず、苦労する主人公ビクターが1年近く空港で暮らして行く中で周囲の人達（主に空港に勤務するブルーワーカー達）と交流するうちに仲間を増やしていき、やがてその味方達の手助けによって規則に立ち向かって行く模様が描かれる
トム・ハンクスの醸し出すいかにも良い人っぽさが主人公のキャラにぴったり
発想が面白い作品ながらも、母国が無くなるという状況は自分の身元を保証してくれる拠り所がなくなってしまう事態なのだなと改めて考えさせられる
