ニクガタナ

きっと ここが帰る場所のニクガタナのレビュー・感想・評価

きっと ここが帰る場所(2011年製作の映画)
3.6
印象に残るシーン満載で、不思議な雰囲気の人情劇。主演のショーン・ペンはロックなメイクで高い声でぼそぼそ話し、精神病んで、子どもみたいな不思議なキャラ。フランシス・マクドーマンド演じる、なんだか人生達観したような妻との関係も面白い。疎遠だった危篤の父の元へ、そこから父が追っていたナチの残党探しの旅に出るロードムービーに。途中で出会う人々が皆気持ちのいい人たちで魅力的。キャリーケースをごろごろさせて、歩き回るだけで画になる田舎のロケーションがどこもすごく素敵で、最後にたどり着く広大な雪原が圧倒的に美しい。親の敵捜した結果、無くしかけてた自分見つけちゃったみたいな晴れやかな終い。不思議なステージで本人も出演しているデヴィット・バーンの音楽も印象深い。
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