アホなタイトルに、アホそうなパッケージ。
いやいや、ただのアホな映画ではありませんでした、、、たぶん(笑)
知ったかぶりの発言によって職場の同僚たちに「40歳童貞」だとバレてしまった主人公。はた迷惑ながらもどこか憎めない同僚たちと共に「脱☆童貞」をするために奮闘することとなる。
この作品が日本で話題になった時のことは、よく覚えています。
個人的に「童貞」を馬鹿にする発言が好きではないので、この作品がモテ囃されているのが気に喰わず「絶対に観ない!」と誓ったウブな高校生だったわけです。
今もその気持ちは変わらないわけですが、この作品は嫌いにはなれませんでした。
前半部分はアメリカの下手なおバカコメディドラマを観ている感覚に陥りました。
下ネタが苦手なこともあって、ずっと苦しかったですねぇ。
しかし、時間が経つに連れて登場人物たちを好きになっていく自分がいました。
「愛」>「セックス」なのか?
セックスをしていても「愛」がわからなくなり翻弄される人達。
ただ単に童貞を馬鹿にするのではなく、優しい眼差しがあるので憎めません。
ラストは脚本家が壊れたのか?と思いましたね(笑)
好きですよ、こういう力業!
物語の着地点としては好みではなかったんですが、あの言葉にはグッときました。
それにしても楽しそう。
作っている側はあのシーンはゲラゲラ笑いながら撮っている気がします。
終わり良ければ全て良しです。
注意としては、主人公は全然モテないわけではありません!
何度もオイシイ思いをしているので、童貞の気持ちを代弁しているわけではないのです。
また、日本贔屓がよく観られます。
ストファイやドラゴンボールGTのスーパーサイヤ人4のフィギュア。
何よりもミカちゃん笑いすぎ!( ´∀`;)
80~90年代のロックバンドTシャツを着ていたり、映画の話もちょくちょく出てきます。
製作者の世代ですかねー?
そういうコマゴマしたアクセサリーも観ていて面白かったですね。
「(500)日のサマー」でもそういうロックについての会話はありましたけど、こっちのしょうもない方が私には合っていました(笑)