回想シーンでご飯3杯いける

40歳の童貞男の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

40歳の童貞男(2005年製作の映画)
3.2
2005年の作品で、主人公が働く家電量販店では液晶テレビが売られているんだけど、画面の質感が「奥様は魔女」的な往年のTVドラマみたいになっているのが面白い。家電量販店も自宅のシーンも、わざとセットっぽい作りになっていて、何なら笑い屋の声が聞こえてきそうな勢い。

40歳の真面目な男を童貞から卒業させる為に、仕事仲間の男達があれこれ奮戦するという、このあらすじもまたレトロな感じ。下ネタ多めだけど、これもまた当然ながらソフトで漫画チック。

イマドキのエグ目のラブコメとはひと味もふた味も違う、ほっこり系。終盤の道路上でのやりとりは、ちょっと「101回目のプロポーズ」的かも。

それから、英語で童貞を「VIRGIN」と呼ぶ事を、本作のタイトルで初めて知った。