ナガノヤスユ記

ラ・ピラートのナガノヤスユ記のレビュー・感想・評価

ラ・ピラート(1984年製作の映画)
-
性差や年齢差、人物のディテールや社会性の過剰なまでの欠落、意図的な忘却。ここまでキャラクターの記号性を排さないと、愛について語れない、語ってはいけない、という強迫的な神経症。
ロケーションも移動しているようでありながら、ただの袋小路であり、息も詰まる密室以外の何ものでもない。