のっち

僕は戦争花嫁ののっちのレビュー・感想・評価

僕は戦争花嫁(1949年製作の映画)
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ケーリー・グラントは振り回されるイケメンとして最高ですね!

ハワード・ホークスって古臭い女性蔑視的な映画撮るよなーと漠然と思ってた。けど、むしろ男性も女性もカッコよく撮ろうとしていて、たまたまその時代にあったカッコよさが時代ごとに切り取られているのかなと改めた。決して今的な時代の先取りではないにしろ、その時代においての女性と男性を描いている。
まず、本作は軍人のパートナー=女性という価値観から苦労しまくるケーリー・グラントが主題だし、『ヒズ・ガール・フライデー』では男性を女性に代えていたし、多くのスクリューボール・コメディでは主導権を持つのは大体が女性だ。
本作は性的役割が固定化されたことで法整備もままならず、マイノリティがいかに苦労するかが描かれることが近代的。
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