ジーナ

エクスタミネーターのジーナのレビュー・感想・評価

エクスタミネーター(1980年製作の映画)
2.5
グリッケンハウス監督はどうも合わない。
ジャッキー・チェン主演の「プロテクター」では、方向性の違いからジャッキーと対立。
結果、ジャッキーは実費で追加撮影・脚色・再編集でアジア公開版を作った。
んで、僕はジャッキー監督版は好きなのですが、グリッケンハウス監督版は退屈と感じた。

本作も同様に退屈・・・。
主人公が警察に代わって悪人を裁くエクスターミネーターとなり、親友を植物状態にしたチンピラや精肉会を牛耳る男、少年を売買する変態親父などを次々と処刑していくというお話。

面白い設定ではあるのだけど、この監督の作品はどうもテンポが悪く、ダラダラしている。
3、4倍速にして観たくなるほど。
復讐もとっちらかっていて、処刑人=ヒーローとして描き切れてない。
彼を追う刑事側のストーリーも作りこみが甘く、主人公と刑事二人がようやく対峙したって時の感動も全然ない。

スプラッタ描写は爽快感もないし、主人公にも魅力がない。
カルト映画好きとしても残念でならない作品であった。
ただ、人肉ミンチの場面はキングスマンに受け継がれていて笑ったw
ジーナ

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