ガブXスカイウォーカー

第7鉱区のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

第7鉱区(2011年製作の映画)
3.6
冒頭の、設定と登場人物の紹介も兼ねた、第七鉱区の隊員達の日常描写はちょっとダレる。32分で事故が起こり、隊員たちが一人二人とテンポ良く殺され、ようやく怪獣が登場してからが本番だ。この先は怒涛の展開。海上施設の孤立した空間の中で隊員たちが怪獣相手に逃げまわったり、戦ったりする。自爆装置の起動、火炎放射器で立ち向かうなど『エイリアン』シリーズのオマージュが目立ちながらも、安定したスリリングな面白さがある。ヒロイン、ハ・ジウォンもシガニー・ウィーバー顔負けの熱演を見せてくれる(バイクアクションはほとんど特撮頼りだけど)。メイキングを観て役者たちの撮影は海中シーンも含めて99%がスタジオ撮影と言うことには驚かされた。韓国の特撮もここまで進歩したのか。本作は目新しさは少ないが、モンスター物を好きな人ならばきっと楽しめるだろう。
なお劇場では3D公開だったそうで、一般家庭のAV環境では本来の映像の迫力を楽しめないのは残念である。