にゃんこむ

ザ・セルのにゃんこむのレビュー・感想・評価

ザ・セル(2000年製作の映画)
3.9
○小児精神科医のキャサリンは昏睡状態の少年エドワードの精神世界へ入り込み、彼と心を通わせることで、意識を取り戻す治療を行っていた。エドワードとの交信は安定して出来ているものの、目に見えた回復が無く、そして、エドワードの父親からの治療中断の申し出もあり、キャサリンには焦りが見えていた。キャサリンは、自分がエドワードの精神世界に行くのではなく、逆にエドワードを自分の精神世界へ招き入れることで、何か進展が見えるのでは無いかと提案する。
ある日、連続殺人犯のカールが逮捕される。女性を誘拐しタイマーで溺死させるよう準備をしたまま。逮捕時にカールは昏睡状態で居場所を聞き出すことも叶わず、女性は溺死の危機にあった。そこでキャサリンがカールの精神世界に入り込み、女性の居場所を聞き出そうと試みる。

ターセム監督の『インモータルズ』はグロすぎて無理でした。今作もグロイですがまだ控えめなので良かったです。
でも、腸を引っ張り出したりとか、えぐいえぐい!!と思いながら見ていました。
筒井康隆のSF小説をアニメ化した『パプリカ』という映画がとても好きなんですが。こちらの作品の精神世界もなかなか怪奇的で好みです。

精神世界に入るときに体を吊られるのと、殺人犯のカールが犯行を犯した時に自分の体を吊るその対比が面白い。
夢を見ているときの浮遊感や幽体離脱する時のような、非現実感を表しているんでしょうか。

ターセム監督の他の作品も気になるんですが、もれなくグロイんだろうなぁ……
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