ザ・セルの作品情報・感想・評価

「ザ・セル」に投稿された感想・評価

小森

小森の感想・評価

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若かりし頃のジェニロペが、ドM変態殺人鬼の脳内に入って事件解決を目指す!
殺人鬼の脳内が不気味で素敵。いきなり馬が輪切りになったり乳首ピアスの角悪魔が出てきたりと、イカしたシーンが結構あります。
ターセムワールドと石岡瑛子さんの衣装を楽しむ映画。退屈な現実パートで我々は眠りに落ち、センスキレキレの夢パートで覚醒する。もしこれを狙っていたのならすごいと思う。色々と突っ込みどころもあるが、神がかり的に美しいシーンが時々あるので憎めない作品。
心の病気を治す為、患者の精神世界に入って対話する研究が進められている近未来…
とある連続猟奇殺人犯が逮捕されるが犯人に拉致られた被害者が行方不明!しかも犯人はヤク中で意識不明!このままだと被害者があぶない!って時に犯人の精神世界に入って被害者の行方を探る話

もう、とにかくヤク中犯人の精神世界描写がすごい
あ、こいつ狂ってるなと思わせる狂気的な世界観がもはや芸術的だった
けど、けっこうグロいのでそういうのが苦手な人は注意
心の闇、夢の中の願望。深層心理から探すサスペンスが映像として美しく表現されている。
Masa

Masaの感想・評価

1.1
再度鑑賞予定
ニコ

ニコの感想・評価

3.0
当時ストーリーと映像の美しさが気に入っていた作品。
何かを巻き取るシーンなどグロテスクなのに、オブジェのようなディスプレイされてるような雰囲気。
精神病を持つ犯罪者の深層心理に、科学の力を持ってダイブして、事件を解決する、という、筒井康隆の「パプリカ」と、「羊たちの沈黙」を混ぜたようなサイエンスフィクション。
あまりヒットしていなそうなところを観ると、物語としてきちんと整合性の取れた映画ではないのだろうな。映像美を楽しむ映画という感じがする。しかしそのアートワークがいい意味で気持ち悪くて最高。

ジェニロペ演じる主人公は、精神病の人の心の中にダイブすることで問題を見つけて解決する、という方法を取っている医者?セラピスト?なのですが、「羊たちの沈黙」みたく、幾度と女性をさらって「どうにか」していた精神病を持つ男性が意識を失ってしまい、ジェニロペに頼らざるを得なくなり・・・。

ただただ、ひとりの人間の、とりとめのない深層心理を映像化しただけではなく、現実の犯罪を解決する物語なので、現実世界・現実の社会に根ざして(表現が悪いので検討、後に書き直す)いて、FBIが事件を解決に導くので、良かったです。そういう精神とか形のないものが現実と関連している話、面白いですよね。

人格というもののはどこに宿るのかという問題、わたしは詳しくないしきちんと考えたことはないのでよくわからないんですけど、脳の発する波動のようなものを繋げることで相手ないしは自分の心のなかにダイブする・させる、という技法を使っているのだけど、その深層心理に入っていく瞬間の映像、入ってからの映像がほんとうにほんとうに気持ち悪い。笑
きっとしたたか酔っ払っているときに観たら吐くと思う。

犯罪をしてしまった男性・カール以外にも、精神病を患う少年がひとり出てくるのだけど、ジェニロペ、彼らに同情して助けたい救ってあげたいと思ってしまい、危険な目にあいます。そういう気持ちってたいてい身を滅ぼすよね。悲しいね。

サイコパスは善悪の判断がつかないもの、と認識しているのですが、その点で言うとカールはサイコパスではないんですよね。善悪の判断はついている。女の人をさらって「どうにか」するたびに彼は苦しんでいて、だから心のなかでジェニロペに「僕を助けて」と縋るんですよね。つらくて苦しくて、けれど彼自身にはもはやどうすることもできない。
救いとは?救うとして、どうやって?

心のなかに入るということ、心のなかに入れるということ。「人の心のなかに入るなんて、ろくなことじゃない」というようなセリフがあったと思いますが、まさにその通りだな。ジェニロペにとってそんなことは何の問題にもならないんですが。

映像美に関しては恐らく多くの人が言及しているし、この映画における有名なところだと思うので、触れないでおきますね。

続編もあるらしいので観てみたいな。
こぴ

こぴの感想・評価

4.0
記録。
独特の世界感で視聴後は夢を見たような気分になる。
とても魅力的だった。
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