ある青年が放浪の後、アラスカにて死体で発見された。
本作は、実際の事件を描いたノンフィクション作品『荒野へ』を映画化したもの。
"一人の青年の生き様"を見事に描き出した作品。(一部引用してます)
アラスカの大自然、景色、それに見合う音楽には癒されるものがありました。
また、主人公クリスを演じるエミール・ハーシュの変貌ぶりには圧巻です。
クリスは旅の道中であらゆる人に出会い、影響を与え、また自分自身もその都度見つめ直しながら旅を続けます。
個人的には、最終章で出会うおじさん"ロン"との会話がとても印象的でした。
「新しい経験すべてが喜び。モノの見方ひとつで、新しい喜びが見つかる」
「人は人を許せたとき、人を愛せる」
今作では、観る人にとって考えるテーマがきっと違うと思います。
人間にとっての"生きる意味"
"本当の自由"
"幸福"
"他者との関わり"
"孤独"。
最後のシーンでクリスが書き記したコトバが辿り着いた答えだったのでしょう。
「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ」
やっぱり家族って大事ですね。
P.S.
この物語は賛否が分かれるみたいです。
正直、感想を書くのが難しい。
どう伝えたらいいのか。
でも、心に残るモノがあると思います。
是非鑑賞してみてください(。•ㅅ•。)
エンディングで流れる「Guaranteed」に惹かれてしまう、けいくんでした。