けんくり

東のエデン 劇場版 II Paradise Lostのけんくりのレビュー・感想・評価

4.0

若者の背中を押す希望。

就活が終わったばかりの自分としては、深く心に刺さった作品。
もし就活難の2009年当時、自分が就活生でこの映画を観ていたらどのように感じていただろう。

いまや景気も回復し、売手市場とも言われているが、それでも若者の無力感みたいなものは普遍的に存在する。
「自分ごときが社会で何かを成そうとしても上手くいきっこないんじゃないか。」

でも本作はフィクションの中で、何者かになろうと足掻く者たちの希望を見せつけてくれた。ましてや主人公は社会に弾かれたニートたち。彼らが日本を救うなんて、なんて希望に溢れているだろう。

だから自分も頑張ってみようと思える。
これから社会人になる自分にエールをくれたような作品だった。