Ayano

浜辺の女のAyanoのレビュー・感想・評価

浜辺の女(1946年製作の映画)
2.5
ジャン・ルノワール。公開当時も酷評と絶賛が真っ二つにわかれたという本作。私はスコア通り前者でした…。1番の理由は、キャラクターが誰も魅力的じゃなかったこと。
正しく言うと、イヴの存在だけが救い。主人公のスコットはプロポーズしといて婚約者イヴとの約束をドタキャンするし、危うく人殺しになりかけるし、盲目の画家テッドもただの短気なおじいさんにしか見えず。肝心のヒロイン・ペギーはファム・ファタール。だけど言動がめちゃくちゃで、2人が命を懸けて取り合う要素が見当たらなかった。
導入部、スコットの悪夢のシーンは、とても芸術的で面白かったからお話の意味不明さにがっくりでした。
有名な監督なので、他の作品も観てみたいと思います!
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