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浜辺の女のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

浜辺の女(1946年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ルノワールの浜辺の女のトライアングル  



 1946年作品
監督ジャンルノワール



ボックスからみてみようシリーズ。コズミック出版、テンインワンの10枚組、2000円弱。「サスペンス映画コレクション裏切りの世界」より。

今回はDVDの盤面ジャケに浜辺に座る女性がプリントしてある「浜辺の女」を、令和4年ゴールデンウィーク中にみてみた。



冒頭クレジットの波から、なんだか白黒だけど幻想的なカットが見える。なんだか誰かが溺れ、沈没したような印象。
からの結婚間近のロバートライアン。 

結婚控え、ラブラブな大尉、海上隊長っぽいロバート。なにか理由ありそうな冒頭。
馬に乗りパトロール中、浜辺で薪をひろう女性に出会う。それがジョーンベネットだ。浜辺の態度は、何だか冷たい。本当に美しいジョーンベネット。浜辺の女にふさわしい綺麗さ。

 ベネットには、障がい者の夫がいた。この夫役のチャールズピックフォードの存在感がまことに素晴らしくて、チャールズの演技だけで一本映画を作ったのかな?という映画だった。視力が弱い役柄、そこに恋愛をまぶし、浜辺の女を浮き上がらせる。彼女を病気だが愛する男役だ。必見!

舞台は、招待されたベネットの家ではじまる。薪を運ぶお手伝いをしたロバートライアン。からの恋、旦那への不満、殺意、、、とまあ「火曜サスペンス劇場」的なサスペンスドラマ丸出しの展開。さてどうなるみたいなお話し。

冒頭、結婚前フリで幸せからの、「裏切り」のシネマ。このパターン多めのようだ。

ラスト付近がなかなか良くで、さらに「the END」が、でるまでとても良いトライアングル具合でした。まあバッドトライアングルでしたが、。みなそれぞれの道に進む「浜辺の女」周辺の方々。

「誰だろう監督?」と思ったら、ジャンルノワーだ。さすがと思った。びっくりした。ルノワール、脚本も執筆していた。

半世紀以上前に、本当に素晴らしい視点を持った映画監督なんだなーとやはりびっくり。ルノワールといえば、「ゲームの規則」

いやあ、素晴らしかったなー。ひろいもん過ぎてびっくりしました。



さて
ジャンルノワールの浜辺の女のトライアングル

ぜひ!ご覧ください。



フィルマークス版追記
いやあ面白かったっすねー。もう1本見ていたやつが、まあこんなもんかみたいなやつだったので、いきなりこういう素晴らしいのがねじ込まれているので嬉しくなりますね。10枚1ボックスで、何がでるかな?というお楽しみ感があって嬉しい。
まさか、これ、ツィッターで保存していた女優さんがまず、動いている嬉しさ、新鮮さね。これがなかなか楽しい。

ちなみに動いているのを見たい女優さんがヴェロニカレイク、キムノヴァク、メアリーピックフォード、ベティディビス(若い頃)、、etc。

かつ監督がルノワールとは。前は、エリアカザンの犯罪ものとか本当にひろいものがあり面白いですね。もうひとボックス購入決定!
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