大笑いの超脱力系ゴジラ。
数カットだが、カッコよくゴジラが撮れている所もあるものの、ストーリーのグダグダ感や、なんといっても完全に破綻した新兵器の設定で、何をやっても大笑いという結果になっている。
オープニングの映像、それにパラレルワールドとして、1作目のゴジラが生きていて同じ個体と戦うとか、首都が大阪になっているとか、その数分はその後を期待させるものだったが、ゴジラに12人の自衛隊員で戦いに行くところから急降下。というか墜落だな。
で、大問題のブラックホール砲「ディメンション・タイド」。
まぁ、脚本家や監督も、この馬鹿らしい兵器のとんでもなさは理解したうえで、派手さを狙って使っているのだと好意的に見ても、それでもやはり「おいおい・・・」って、普通の人ならなるだろう。
「直径2メートルのブラックホール」って・・・
事象の地平線の事を言っているんだろうけど、ゴジラの数万倍はこのブラックホールの方がヤバイ。地球どころは太陽系消滅だろう。
だいたい、マイクロ・ブラックホールって半径0.0000000000000000256メートルで1.73億トンだぞ。
「シン」「-1」などとは次元の違う、エンタメ作と割り切って、ギャグとして見ると楽しめる作品。
余談。
ゴジラに向けて、マイクロ・ブラックホールを発射!!!
例えると・・・
お腹にくっついたノミを倒すのに原子爆弾を使うようなものだぞ。笑