カテリーナ

コックと泥棒、その妻と愛人のカテリーナのレビュー・感想・評価

2.5
ファッショナブルでグロテスク
ピーター・グリーナウェイの美的感覚を堪能できる映画
原色の洋服や背景の美しさに目を奪われる
そして
泥棒役のマイケル・ガンボンの濁声がレストランに響く
その声に怯える面々
泥棒の隣にひっそりと座る妻
その眼差しの先にその愛人
曰くありげな客たちの舌を満足させる色とりどりの料理を作るコック その者たちの人間模様

絶対に食べたくないものをねじ込む目を覆う残虐なリンチや
絶対に入りたくない腐った魚や内臓などの生ゴミ
逃げ切る為にその車の中に放り込まれる壮絶な場面
それを越える悍ましくも悲しい
ヘレン・ミレンの凛とした佇まい
クライマックスの場面は
忘れる事ができないわたしのトラウマ映画である