のりまき

コックと泥棒、その妻と愛人ののりまきのレビュー・感想・評価

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これの公開当時、ケン・ローチをはじめ英国を代表する監督が集まっての座談会で「嫌いな監督は?」のお題に全員が「グリーナウェイ!」と言っていた。まあ、嫌われるでしょうね。
彼は同じストーリーを撮り続けている。残酷と裏切り、欲望と策略。嫌な気持ちになること請け合い。そして過剰な物、過剰な色彩、光と闇。巨大キャンバスを埋め尽くす執念。そして自動人形として感情の移入を許さないキャストの献身!ティム・ロスのバカぶりが光る。
グリーナウェイ作品のなかでは日本で一番評判になった。興行成績もよかったのかな?
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