床ずれ

折鶴お千の床ずれのレビュー・感想・評価

折鶴お千(1935年製作の映画)
3.5
フラッシュバックの中にさらにフラッシュバックを入れる…しかもサイレントで…弁士がいなかったら混乱しまくったと思う。
木下千花の『溝口健二論』によれば、この頃地方に住む日本人は映画館の音響が悪くてトーキーの声が全然聞き取れなかったらしく、サイレント映画に弁士の声を録音した「サウンド版」なるものがあったという。溝口映画のリスニング力の低い現代日本人の私にとっても助かる…
床ずれ

床ずれ