もっちゃん

ゾンビ/米国劇場公開版のもっちゃんのレビュー・感想・評価

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)
4.0
ゾンビ祭り🧟‍♂️第8夜

ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』
原題:Dawn of the Dead

・A・って顔文字みたいやな笑

(・A・)

家に立て籠もったナイトオブザリビングデッドに続いて、今回はショッピングモールに立て篭もる。
ナイトオブザリビングデッドに比べ、ゾンビ🧟‍♂️がわんさか出てきてゾンビ映画らしくなってきました☺️

ロメロ監督のゾンビ作品って、
あちこちでオマージュされてるせいか既視感がすごいです。。
つまり何が言いたいかと言うと、寝落ちした😪スピィ

ナイトオブザリビングデッドは3日
本作、ゾンビは2日
2作品で5日も費やしてます💦
全然すすまねー笑


1978年日本公開の本作は、ショッピングモールが出来始めた頃の時代。
ショッピングモールは、地域に根付いた商店を潰し、アメリカを破壊した。行く場所もなくなり、人々が目的もなくモールをうろついている状況がロメロ監督には「異常」に映ったそう。

この辺の解説は町山智浩さんの解説が詳しいです。

個人的には、けっこう痛烈に当時の人々を批判してるなぁと感じました。

Mr.Childrenに「SURPERMARKET FANTASY」というアルバムがありまして。
日常に多種多様なコンテンツが溢れかえっていて、もの凄いスピードでコンテンツが生まれている現代。
音楽も次から次へと曲が出てきて、スーパーマーケットの商品のように「消費」されてしまう。音楽も消耗品なのかもしれない。ただ例え消耗品でも、曲を聴いてくれた人に何かしら影響があるかもしれない。人と人をつなげるきっかけになるかもしれない。
そんな願いを込めてネーミングされたアルバムなんですけども。

ショッピングモールに溢れかえったゾンビたち🧟‍♂️
これ、そのままショッピングモールで買い物する客と見立ててるんじゃないかな。
何の目的もなく、何かを生み出すわけでもなく、ただ日常を「消費」して生きるだけの消費者たち。そんな人々をゾンビ🧟‍♂️と揶揄してるのであればかなり強烈な風刺ですよね。


さて、ロメロ監督のゾンビ作品は2作目ですが、
・誰が死ぬかわからない意外な展開
・応援したくなるキャラがいない
・ゾンビ🧟‍♂️が人々を襲う絶望的な世界で、何だかんだ人と人とが最終的には醜く争い、致命的な展開になる

こんな共通点が見えてきました🤔

次作は『死霊のえじき』ですか。
「時代の鏡」とも言われるロメロゾンビ🧟‍♂️
今度はどんな設定で、どんな社会を切り取ったゾンビ作品なんでしょう🧟‍♂️
もっちゃん

もっちゃん