りょーこ

リトル・ヴォイスのりょーこのレビュー・感想・評価

リトル・ヴォイス(1998年製作の映画)
3.0
物真似女王降臨☆

素晴らしい歌声とステージング、そして母親からの旅立ちを描いた作品でした。

1992年の同名ミュージカルの映画化。
七色の声を持つジェーン・ホロックス(今作でも主演)の為に書かれたそう。



大好きな父親を亡くし、口煩い母親と暮らす、無口で内気な少女LV(ジェーン・ホロックス)。

マリリン・モンローやジュディ・ガーランド等のレコードだけが生き甲斐で、そっくりに歌えるまでになっていた。

ある日、自称プロモーターのレイ(マイケル・ケイン)がLVの歌を聴き、一儲けを企む。

外に出たがらないLVを説き伏せ、一夜だけの超豪華コンサートを開催するのだが………



LV=Little Voice

超無口、喋っても超小声。
が、歌になると、まるで歌手が憑依したかのように振る舞い歌い踊る!

そのステージは圧巻だし、歌声もハスキーヴォイスから高音低音なんでもこなして鳥肌モノ☆

が……なんかやり過ぎに感じました。。。

そもそも本人が乗り気じゃないし、周りはカネしか考えてないし。
その温度差が縮まらないまま終わるのが残念。

LVの唯一の理解者で、何故か伝書鳩飼ってるユアン・マクレガーも、別にいなくても良いようなw
大体、理解し合うようなシーン無かったし。。。

舞台原作とは言え、全て投げっぱなしでステージだけ豪華なので、こちらは引いてしまいました。

ジェーン・ホロックスの物真似だけ、アポロ・シアターとかで観られれば良いなって作品。

あ、特典に以前レビューした『アメリカン・ショート・ショート2000』の「Desserts」が入ってました!

あちらは手に入りにくいと思うので、是非こっちでご覧頂きたいユアンの短編♪
りょーこ

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