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恋の秋のKのネタバレレビュー・内容・結末

恋の秋(1998年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

なんという複雑さ...

物語はそんなに好きではないけど
素晴らしかった

最終的には結婚について色々考えたな
こんな映画を作れる役者や監督、その他諸々の全ての製作陣 すばらしいな


人間はなぜ結婚して、なぜ1人の人しか愛してはいけないことになっているのだろうか、
たまに考えることがある

遺伝子のことや
人口問題
法律上の手続きなんかが関係あるのかな
いまだに分からないけど

この縛りによって制限されるものは沢山ある
でもその縛りや概念が幸せと感じさせるつくりにもなっていて
複雑

もはや結婚がいいものだとは思わなくなった
形式的に感じる

ほんとうに愛があって、2人で生活する上で自分たちの考えを共有する為、より強い繋がりを作る為に誓いを立てる
ただの口約束じゃないよ って
そういう結婚はいいのかも?
まだまだ答えは分からないなあ


イザベルとロジーヌの嘘にはとても疲れたなあ
正直になれない理由があるのだろうけど


前半の「私よりバカね」と
後半の「愛は押し付けるものじゃない」
みたいなセリフがよかった


ストーリー構成もおもしろいけど
それ以上に
自然と工場なんかの人工物の話や、カメラワーク、構図、色合い、音楽
とっても好きだなあ

今回の映画は、
色使い と 構図
が特に気になった

最後のドアの青とってもよかったな
何回か出る木を含む構図も

途中のダンスシーンの動き 赤と黒
赤いドレスを着た女性との再会
赤と緑の服
所々にムンクの絵を感じた


夜中にレビュー書くと
書きすぎる傾向にある
K

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