FREDDY

ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

三池崇史が監督、哀川翔が主演を務めたSFコメディ『ゼブラーマン』の続編である本作は、突然襲撃してきた地球外生命体から人類を守るべく、34年前にわずか7話で打ち切られた低視聴率特撮ヒーロー番組『ゼブラーマン』の自前のコスチュームに身を包み、"ゼブラーマン"として地球の平和を守った15年後の西暦2025年、相原公蔵都知事が推し進めた都市計画により付近の行政区を統合して新都市・ゼブラシティとして様変わりした東京の道端で目を覚ました市川新市が、謎の武装集団の襲撃によって倒れていたところ救ってくれた、朝夕の5時から5分間だけ権力者のあらゆる犯罪行為が許される"ゼブラタイム"によって迫害を受けた被害者が身を寄せる自警団「白馬の家」の市場純市や、かつての教え子である浅野晋平と過ごす日々の中で出会った少女・すみれの不思議な力によって失われていた記憶がよみがえったことで、世界征服を企む、相原公蔵都知事の娘で絶大の人気を誇るゼブラシティのブラックヒロインでもあるゼブラクィーンこと相原ユイの陰謀を阻止すべく"ゼブラーマン"となり戦いに挑んでいく様が描かれた作品となっているのだが、率直な感想としては、ゼブラクィーンを演じた仲里依紗のプロモーションを兼ねた、雰囲気だけ超大作なB級作品といったところでしょうかね。彼女を目的とした視聴ならばきっとそれなりには満足ができたはずだと思いますし、違った目的で視聴したとしても彼女の演技力や頑張りは伝わってくるので、プロモーション活動の一環としてなら評価はできるかと。ただ、本作はとにかく退屈で何度も睡魔に襲われてしまいましたね。前作よりも映像のクオリティが向上していて好感を持てましたし、すみれを演じた子役時代の永野芽郁が見られただけでも個人的には観る価値を感じました。ただ、いかんせん無駄なシーンばかりが映し出されますし、前作よりもコメディ寄りになっているせいか面白みのないコメディの連発で飽きが。暇つぶしにはなるがオススメは到底難しい作品かと。
FREDDY

FREDDY