渥美清の列車シリーズ3作め。渥美清の芸達者ぶりを堪能できる。渥美清といえば、寅さんのお馴染みの出で立ちが思い浮かぶが、なかなかどうして、車掌さんの制服もコートもスーツもよく似合っている。😃
映画は「時代を映す鏡」ということで、西新宿のフーテン族、ヒッピーを取りあげ、サイケな雰囲気をかもしていたが、渥美清のヒッピーだけはいただけなかったな(笑)。まるで、松本零士漫画のトチローだった。まあ、それで、『フーテンの寅』ってことになるんならいいんだけどね。😁
財津一郎、小松政夫ら、著名な芸人が多く出演し、映画の本質からハズレ、とっちらかった感じのドタバタ喜劇。
奥さんに初々しい中村玉緒。マドンナはいつもの佐久間良子。
1作め、2作めが丁寧な作りで、佳作だったのに、大味で残念。観客動員は図れたと思うが、こういう作り方をしていると、観客に飽きられてしまうよ。😅