つるみん

素晴らしき哉、人生!のつるみんのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.8
皆さん、クリスマスに必ず観る映画ってありますか??

金曜ロードショーで毎年やる〝ホームアローン〟やアクションで言ったら〝ダイハード〟恋愛ものだと〝ラブアクチュアリー〟などが軽く出てきますが、つるみんの家は毎年この作品を観るのが恒例なのです。(ちなみに、1人で〝バッドサンタ〟も観るよ…あれ好きだから


さてさて、クリスマスの奇跡。なんて言葉よく映画の中で聞きますよね。しかし、ここまで僕の心を動かしたクリスマスの奇跡のお話はありません。毎年泣いてます。

基本的に良い映画というものは、何かを教えてくれたり、気付かせてくれたりして、そこから学ぶものも時にあります。しかしこの作品は教えたり、気付かさせてくれるというよりかは〝伝えてくる〟作品だと思いました。確かに根本的なニュアンスは似ているかもしれないが、この差は大きい。あまりにも言葉にするのが難しいので映画を観てもらったら、この言いたい事がわかっていただけると思います。〝伝えてくる〟のです!


では一体何を伝えてくるの?という事になりますよね。単刀直入に言いますと〝人生の素晴らしさ〟です。これは題名にもあるようにWonderful lifeの話であり、人生そのものの素晴らしさはもちろん人間の素晴らしさも描いてあるのです。

この映画を観て1人でも多くの人が 生きる価値のない人間なんて誰1人いないんだ!という認識を持ち、他人と接し、また自分自身にも言いかけることを望んでいるのです。

いつか自分が大人になり子供を育てる立場になったら必ず、家族で見ようと思います。一種の教育映画ですよ!これは!!

ここで1つだけ!
劇中に出てくる有名な言葉


〝友ある者は敗残者じゃない〟


これ何を伝えたいかわかりますよね?そう、信頼し合える友達がいれば人生生きていけるということですよ。逆に言えば、その友人を信頼し大切にしなければ、それこそ敗残者になってしまうということなんです。

人生を題材とする映画は多数ありますが、これほど泣けるラストはありません。


もしクリスマスに観る映画が決まっていない方は是非、鑑賞してみて下さい!!
つるみん

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