コーヒーマメ

素晴らしき哉、人生!のコーヒーマメのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.2
記念すべきレビュー400本目!
節目を飾るのは、アメリカではクリスマスムービーの大定番である本作!!
観たい衝動を1年近く抑え、初鑑賞を劇場で飾れた。
「これぞ、本当の名作!!!!!!!」
そう心から思える数少ない作品だった!!
正月じゃなくてクリスマス前に観たかったけどなぁぁw

はっきり言って、前半、というか天使(笑)が登場するまでは大して面白くない。
抱いた大志を叶えられずにいるものの、幸せに暮らす主人公の半生を描いていくのだが、恋愛模様が予定調和だし、彼の人生も地味で映画らしいエピソードはなし!笑

よくある古典的名作だなぁ、くらいの評価を下すつもりで観ていた........そう、、天使が降りてくるまでは!!!!笑
もう天使出現前と天使出現後で、紀元前と現代くらいの歴然とした差がある!!!
観ている間、久々の早起きのせいでやけに重たかった瞼が徐々に開いていくのを実感した。w
ユーモアと悲哀の絶妙なバランスと、それを体現する役者たちに映画本来の楽しさを見出す。
“自殺願望を持つ主人公を天使が助けにやって来る”ストーリーからか、見てる途中で『カラフル』という小説を思い出した。
『カラフル』を読んだときに全身に駆け巡った幸福感とかなり近い感動を、久しぶりに味わえた。
それだけでもう大満足。
おまけに、帰りにトイザらスでちびっ子達に混じり、スターウォーズコーナーで約1時間ショッピングをしたので、幸せに浸りまくって帰宅した。笑

邦題のとおり、「人生は素晴らしい!!!」と大声で発する超ポジティブなメッセージ性の強さに、心を揺れ動かされる。
名作と謳われる作品は星の数ほどあれども、喜怒哀楽を通り越した普遍的な感動と希望を与えてくれるこの映画は、真の名作!!!!

自分は、なんで生きてるんだろう?なんのために生きてるんだろう?、と思い悩んだことのある人には確実に刺さる作品。
ただ、今のぼくはラストの展開をそのまま受け入れることはできなかった。
どちらかといえば、『セブン』のラストの一節「ヘミングウェイが書いていた。『この世は素晴らしい。戦う価値がある』と。後半の部分は賛成だ」のほうがしっくりくる。
いつか、この、ど直球の感動的ラストを素直に受け入れられるようになりたい。