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素晴らしき哉、人生!のchakoのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.5
自分の幸せよりも他人の幸せを優先し、真面目に生きてきた男が絶望して自殺しようとしたクリスマスの夜、奇跡が舞い降りる。

出来過ぎたお話かもしれない。現実はそう甘くはないし、映画のように必ずしも思い通りにいくとは限らない。報われないことや夢が叶わないこともある。
でも、それも人生の一部。良い事も悪い事も全て人生の一部。
絶望の末に見つけた人生の素晴らしさ、彼の人を思いやる気持ちによって救われたラストシーンは温かな感動に包まれる。
そして、ちっぽけな自分でもこの世界の誰かの役に立っている。必要ない人間なんていないのだと気付かせてくれる。

午前10時の映画祭に行くと、なぜか二回に一回くらいは自分の番号の座席に間違えておじいちゃんが座ってたりするのだけど(笑)、そういう光景も微笑ましいし、世代を越えて愛される映画があるって素敵なことだなぁと思う。一度でいいから劇場のスクリーンで観たいと思っていたこの作品を劇場で観られたことに感謝したいです。