名作と評判の名高いこの作品の事は十分知っておりましたが未鑑賞でした。1946年度の製作って古い・・・・もはや老人の域に達している私の生まれる以前の作品ですので・・・・
父親の起こした会社を継いで社会にも貢献し成功を収めていた実直な男。しかし、年末を控えたクリスマスの日に叔父が会社の回転資金8,000ドルを紛失してしまい会社が倒産する危機に陥る。
彼は必死に金策に走るが報われずに絶望感に襲われる。彼は自らの人生を悔やみ生まれて来た事を後悔し身を投げるべく橋の上に立っていた・・・
だが彼の目の前で一人の男が先に身を投げる。驚いた男はその男を必死になり救助する。実は身を投げた男は天国から派遣された見習い天使だったのだが・・・・・
人間の生涯の中での“些細な事”を悲観し絶望感に襲われて無意味な物にしてしまう。素晴らしき人生を全うすべきである事を強く訴えたこの作品は名作である理由がよく解ります。
あれ程の古い作品が決してそんな感じが残らない美しい映像にも感激してしまいました。