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素晴らしき哉、人生!のkiritoのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.9
【素晴らしき哉、人生!】


ある所で、ベルが鳴りました・・・



・・・・・・・・・・

全私号泣。@映画館


こんなにも映画から【人の暖かさ】を感じたことはあっただろうか。


まだ観れてない?そんな人に捧ぎます。


まず、冒頭の星たち(天使たち)のお話から過去に遡るっていう仕様が斬新すぎて、もうここから映画の世界にのめり込めます。
☆お星様がピカピカ☆


最初は、主人公のジョージが自殺しようとしてるから、それを救いにいく天使(クラレンス)のために、上級天使たちがジョージについて逐一解説しはじめます。
(翼があると、いろいろ人のことがみえるらしい。)


このジョージがまた不運なやつなんです(๑•﹏•)
でも、映画の中でそう見えるだけで、世の中には彼より不運な人は沢山いるし、むしろ一般的な姿を描いているのかもしれません。
だから必然的に感情移入もしやすいです。
ジョージは私たちのいわば写し鏡というわけなんですね。


ネタバレになるので伏せますが、とにかく色んなことがうまくいかないジョージ。
そりゃこんな状態であるならば絶望する気持ちもよくわかります。


そして、雪の降る夜、ジョージはついに自殺を選ぶ。
(まさに、その時歴史が動く場面ですね。)


そこで、ジャジャーンと満を辞して登場するのは翼の生えてない2級天使のクラレンスさん。
こいつが普通のじいちゃんなんですが、なんともお茶目でかわいい(๑˃̵ᴗ˂̵)و。


確かに、前半が長いとの指摘がありますが、この天使がでてくるところから映画が本気だしてきます。

天使が舞い降りた理由はジョージが死ぬ前に
【ジョージがいない場合の世界】を体験させること。


一体それはどんな世界なのでしょうか?
結末は劇中で是非お確かめを!!

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【人は一人では生きてけない。そしていつの日も誰かのことを支えている】

今まで生きてきた分だけ、多くの出会いと別れがあった。
あなたのその一言がその行動が誰かの心を動かして、人生に変化を与えている。
それはいい意味かもしれないし悪い意味でかもしれない。


でも、一人として必要とされない人間なんかいないんだよ。
みんなに何かの使命があるんだよ。
世界があなたのことを待っているんだよ。

そんなことをこの映画は教えてくれました。

まさに、【THE名作】。


今更ですが、2016年の映画館スタートはこれから切ることができて本当によかったと思っています。
さあ、今年も頑張っていきましょうかね(*゚▽゚*)


〜おまけ〜

◆本レビューをもって、300本目となりました。ありがとうございます(^ ^)

いつも( ・∀・) イイネ!とコメントに支えながら次は何をみようかと考えております。


嬉しいことに、よく、この映画を観たほうが良いとオススメされますが、なかなか手が回っていない状況ですw
ですが、なんとか観ていこうと思っております!!


また、わが使命。
Filmarks的常識人!への道のりもなかなか長いですが、これからもボチボチと頑張っていこうと思います(○´―`)ゞ ポリポリ




さて、このアプリによって、誰かに支えられていることもまた事実。
私も誰かの支えになっていれば嬉しいことです(。-_-。)


【映画】から色々な事を学び、【映画】を通して人と繋がっていく。。。
それはネットを通してですが、見ず知らずの人達と。

当時、娯楽作品として存在したこの【映画】ですが、今は人を繋ぐツールとしても機能している。


時代が変わって映画は一般的に嗜まれるものではなりつつあります。
先日出た調査では1億2700万人中、1年間で映画を全く見ない人が8580万人なのだとか。


せっかく【映画が好き】だという事で繋がれた私達は、争いなく楽しく映画の感想を言っていきたいですよね。
レビューの書き方も色んな形があって、いいではないですか。


同じ【映画】なのに、人によって感じることが全く違うとはこれまた本当に不思議なことです。


【私達が映画を愛していく】


それこそが、後世に【映画】という文化を残していくことに繋がるのではないかと、私は思いました。


なんだか、とんでもスケールになりましたが、とにかく言いたいことはこれからも映画を楽しみたい!それだけです!
えへへ(〃⌒▽⌒)ゞ




【素晴らしき哉、映画】





ほら、またひとつ。
ここでもベルが鳴ったよ。

2016.1.8
(午前10時の映画祭にて)
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