Mの放浪映画日記

素晴らしき哉、人生!のMの放浪映画日記のレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0
"友はかけがえのないものだ"

▼もう…素晴らしすぎました、想像の数十倍感動しました、。自分のFilmarksオールタイムベストTOP10を更新しました!!! 数ある白黒映画の中でも最高峰の映画だと思います!!!

▼今何不自由なく生きれているこの奇跡を、改めて周りの人間、親、全ての人への感謝の意を忘れないようにしようと思わせてくれました…。そして、家族、友達という存在の大切さがとてもよく分かる!!!

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↓※鑑賞中に思った感想を書きます※↓ ※(❶〜❽)※

❶まず世界観が新鮮すぎる、ファンタジー感が見事すぎる。天使たちの会話が今見ても新しい。

❷テンポが良い、見てて辛くない。カメラの画角や撮り方も、この時代にしては斬新なカットが多い様な気がします。

❸あと、ジョージベイリーの子供時代を演じてた子役がカッコ良すぎました。

❹『素晴らしき哉、人生』観終わった後、まさにこのタイトルをつけた理由が分かりました。こんな幸せな気分になる映画は久しぶりですね。

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↓※以下ネタバレ※↓


❺終盤の場面で、今まで起こった様々な出来事などがフリとなっていて回収された時には爽快感があった。このために、この世界線を描くためにあの伏線を撒き散らしていたのか…と考えれば考えるほど監督・脚本を書いた人の天才さが分かる。

❻ジョージが身を投げようとした場面で天使が出てきてから画面にのめり込むように見てしまった。この時代にこのレベルのファンタジーを描いていたとは衝撃的。天使役の人の雰囲気も斬新でバッチリすぎた。

❼「また生きたい、生きたいんだ。」とてつもない絶望を感じてあの世へ行こうとしていた主人公だったが、自分の存在しない世界線を見ることによってまた生きたいという思いが出てきた。生きる素晴らしさをこの対比で描いたのは天才的すぎる。

❽最後のクラレンスの言葉、「”友はかけがけのないものだ 翼をありがとう” "愛を込めて クラレンス”」この物語の終わりにこんなグッとくる言葉見せられたら、もう…クラレンス大好き。
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