HicK

素晴らしき哉、人生!のHicKのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.2
《ドン底でも、生きてるって素晴らしい》

【実は】
2023年、初鑑賞!!
とってもよかった。

【ジョージ】
優しく、献身的、自己犠牲もいとわないジョージ。"人類の宝"のような彼が、自己犠牲と嫌がらせによってドン底に落ちていく様が痛々しい。ポッター、ムカつく 笑。

【ひとりの存在の大きさ】
ジョージがいなければ、薬局のおじさんが子供を殺してしまう。

んーそうだよなぁ、いなくていい人なんていないんだよなぁ。で、いなくなって初めて知るんだな、その人の存在のデカさを。

聖人のようなジョージで無くても、どんな人だって小さな影響を周りにたくさん与えている。それがチリつもで、もし、その人が存在しなかったとしたら、やっぱり大きな変化がある。そんな事を色々連想してしまうくらいに説得力ある物語だった。

【映画として】
三幕目の怒涛の伏線回収が面白かった。あの人も、この人も、ジョージがいないだけでこんなに変化が!!みたいな。

【総括】
最悪な状況を見せられて、今が幸せだったんだと再確認させてくれる作品。

生きてるだけで誰かのためになってる。1番最悪なのは自分がいなくなる事。そう考えると何度でもやり直せる気がする。

そんな大切なメッセージを表した作品だった。
HicK

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