よくアメリカのクリスマス映画見るとバックグラウンドで映画が流れていたり、レファレンスでよく聞かれたりするアメリカではクリスマス定番作品。クリスマスに向けて気持ちを高めようと鑑賞。
1946年制作でモノクロ映画だけど現代でも全く色褪せる事なく素敵な作品すぎたし、普遍的で、名作言われる所以を感じた。最後は名シーン過ぎてもう号泣必須。
1945年のクリスマスイブに、天国の大天使が2級天使のクラレンスを呼び、ジョージ・ベイリーを救うように命じる。人生最大のピンチに見舞われ絶望し自らの命を絶とうとしているところを救うために、彼が生まれてなかった人生を見せることに。そのジョージの救い方も、ジョージの“他人のために行動する”ということをうまくついたやり方だよね。
前半は、大天使がクラレンスにジョージの幼少期から現在の人生を見せるのだが、ジョージの徹底的な誠実さや自分より他人の幸せを第一に考えるキャラクターということが幼少期から描かれている事により、より理解できる。でも自ら進んでではないときもあり、自分を仕方なく犠牲にして他人を優先するというところや若干カッとなりやすい部分も”超善人“じゃなく、人間らしさがあっていい。
メアリーがとにかく最高すぎる。
自分がこの世からいなくなってもそんな対して変わらないだろうと思ってしまうが、この作品を見ると、自分がこの世界にいる意味や、自分の些細な行動や自分が大切にしていることを守ること、人に対する言動がどれだけ影響を与えていることかに気づくことができる。
私はジョージほど善人ではないし、なにかを成し遂げたわけでもなんでもないけど、少なくとも「ここにいていい、生きていていい」と背中を押してくれた作品だと思う。