Chocolate

素晴らしき哉、人生!のChocolateのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0
"Strange, isn't it? Each man's life touches so many other lives. When he isn't around he leaves an awful hole, doesn't he?' "
"Remember no man is a failure who has friends."
この2つのフレーズがとても印象的だった。名作と言われる理由がよく分かった。

主人公、ジョージ・ベイリーが8000ドルを紛失して事業に失敗し、自殺しようとしたところ、天使が現れて、ジョージが生まれなかった前提の闇の世界へと連れ込まれる。ここでジョージは、親しい友人、愛する妻、そして実の母親までから他人として冷たくあしらわれ、自分の真の人生がどれだけ素晴らしかったかを思い知り、元の世界に戻るのだった。1人の人間が周りに沢山の影響を与えうるし、それが良いものであろうと悪いものであろうと、一人ひとりの人間はこの世界にとって必要不可欠な存在である、と改めて感じた。私自身も、「私がなんかいなくても…」と思ってしまうことがあるけれど、もっと自分の存在の価値、意味を認めようと思った。
元の世界では、ジョージのために、とお金を寄付してくれる友人がたくさんいて、友達って素晴らしい、友達がいればどんな時だって助けてもらえる、そう思えた。

人生が辛くなった時、希望が見えない時にもう一度ゆっくり見たい作品。
Chocolate

Chocolate