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素晴らしき哉、人生!のmiwanのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
3.9
1940年代のニューヨークそのものがお伽話のようだ。
少年時代のジョージはめちゃくちゃカッコよくて「将来が楽しみだ!」ってワクワクしたけど、大人になったジョージはそこまでカッコよくなかった。この時代のハンサムはこういう感じなのかしら、、、

お話もワタシの想像では、まず現実があってその後同じくらいの時間を割いて「もしもの世界」が見られるのかと思っていたら、「もしもの世界」は呆気ないほど短かった。あれあれ?って思っている間にラストへ、、、

でも、ラスト。
大どんでん返しでもミラクルでもないけれど、それまでのワタシのモヤモヤを一気に吹き飛ばしてくれた。
たくさんの登場人物がいて、少ししか登場していない人もいるのに、そのひとりひとりの人となりや人生が一気に伝わってきた。
何でだろう?不思議だ。どんなにそれらしく描いても全然人物像が伝わってこない作品もいっぱいあるのに、このラストシーンを見ただけで、それまでの何てことのないシーンが急に活き活きとしてくる。名前もちゃんと覚えられなかった登場人物ひとりひとりが愛おしいと感じる。

(高評価な本作ですが、正直ラストを迎えるまではワタシの中では「普通」の作品でした。でも、全てを観終わった後に「素晴らしき普通」の作品に見えてくるのは、これこそジョージの目なのかな、、って思いました。
あ、3点台ほぼいないですね、、すみません、、)